主催
【主催】
展覧会「新宮 晋 展」関連企画
連続トークイベント「新宮さんと語り合おう」2
概要
国際的に活躍する造形作家・新宮 晋。風や水などの自然エネルギーの力で動く造形作品で広く知られていますが、1975年にはじめての絵本「いちご」を出版以来、継続的に絵本作家としても活躍しており、並行して舞台芸術の企画演出、「ウインドキャラバン」プロジェクト、自然エネルギーだけで自立する村「ブリージング・アース」プロジェクト、東日本大震災を契機にスタートした「元気のぼり」ワークショップ、教育施設「地球アトリエ」構想など、その活動は多岐にわたっています。
その壮大なプロジェクトや構想の数々はなぜ生まれ、どのように続けられてきたのでしょうか?
同じく分野を越境し、複数のチャネルを有するゲスト、工学博士でトゥバ音楽演奏家の等々力政彦と、編集者でワークショップ制作も手掛ける岩淵拓郎とともに、アート、自然環境、教育、など様々な切り口で横断的に語ります。
登壇者
新宮 晋(出展作家)
1937年豊中市生まれ。東京藝術大学絵画科卒業後、イタリア政府奨学生として1960年に渡伊。ローマ国立美術学校にてフランコ・ジェンティリーニに師事し絵画を学ぶ。ローマ滞在中に鉄線のフレームにキャンバスを縫い付けた立体作品を発表。帰国の翌年、1967 年に東京の日 比谷公園で開催した個展「風の造形」で注目を集め、大阪万博(1970) への出品作家に選出される。 以後、一貫して風や水などの自然エネルギーで動くサイト・スペシフィックな彫刻を制作し、国内外の各所に設置。恒久設置の作品制作と並行し、「ウインドサーカス」(1987〜 90)、「ウインドキャラバン」(2000〜 01)など多くのプロジェクトやワークショップも世界各地で展開。また、『いちご』(文化出版局、1975)ポップアップ絵本『サンダリーノ どこから 来たの?』(BL出版、2019)をはじめとする絵本の制作や演劇の企画・演出など、彫刻の世界に止まらない多彩な活動を繰り広げている。
等々力 政彦(独立系研究者・工学博士、トゥバ音楽演奏家)
1965年長野県生まれ。異なるものが出会ったときに「対話」が生じ、お互いが変化しあう現象一般に注目。分野を横断し、共生進化実験、南シベリアなどにおけるフィールド調査(言語・歴史)、および芸術活動などを通じて、そのような生命の創造的な能力について考察している。
岩淵 拓郎(編集者・なんだこれ?! サークルぶちょー)
1973年兵庫県生まれ。美術家として活動した後、編集者へ。現在は文化芸術に関する書籍・冊子などの編集、地域の文化プロジェクトやイベントの企画・制作などを手掛ける。2014年、表現と鑑賞を行き来する連続アートワークショップ「なんだこれ?!サークル」を開発、国内外で展開。2022年、同ワークショップを元にした書籍「なんだこれ?!のつくりかた」を上梓。
ご来場にあたって
新型コロナウイルス感染予防対策のため下記の点につきまして、あらかじめご了承下さりますようお願いいたします。
〇ご来場時は、ワクチン接種を済まされた方も、マスクの着用をお願いいたします。
マスクの着用がない場合は、ご入場をお断りする場合があります。
〇鑑賞中は、咳エチケットとマスクの着用をお願いします。また「ブラボー」などの掛け声は ご遠慮くださいますようご理解とご協力のほどお願いいたします。
〇発熱や咳、咽頭痛などの症状のある方、発熱が数日間続いている方や、風邪症状のある方、その他、体調に不安のある方はご来場をお控えくださいますようよろしくお願いいたします。
問い合わせ先
豊中市立文化芸術センターチケットオフィス
06-6864-5000(10:00~19:00 月曜休館)