主催
【主催】
とよなかアーツプロジェクト リサーチ企画 新作上映会
概要
豊中と─沖縄─
地下と土地の歴史、そこに住まう人々の営み・痕跡
現代アート事業「とよなかアーツプロジェクト」は、2022年よりリサーチ企画を本格始動し、
選定作家とともに地域リサーチを通じた作品制作を行っています。
本年は、国内外にて高い評価を得る大阪府出身の映画監督・小田香を選出。
小田と制作メンバーは、当館の所在地「豊中」を起点に、資料調査、ヒアリング、フィールドワークなどを実施しました。
いかなる創造活動でも「リサーチ」は行われますが、本企画は(作品に結びつかないかもしれない)地域特有の事柄・記録を調べ、咀嚼するリサーチを、公開される作品と同様に、不可欠で重要なものと考えました。
私たちが日常を過ごす街には、語られず置き忘れられていく無数の事柄があります。リサーチで発見された事柄は、作品として立ちあがるプロセスで、作家の視点や技術を介して異なる表象へと再構築されますが、堆積された思考や気づきは下層に漂い、ともすれば作品に強度を与えるでしょう。
第1回とよなかアーツプロジェクト委嘱作品となる短編映画の完成を記念して、新作の上映会と、監督と制作メンバーによるアフタートークを行います。
トークでは、豊中と-沖縄-で、どのようにリサーチが行われ、いかに作品が立ち上がったのかを語ります。
作家紹介
小田香(フィルムメーカー/アーティスト)
1987年大阪府生まれ。フィルムメーカー/アーティスト。
イメージと音を通して人間の記憶(声)―私たちはどこから来て、どこに向かっているのか―を探究している。2013年、映画監督のタル・ベーラが指揮する映画作家育成プログラムfilm.factoryに参加し、2016年に修了。ボスニア炭鉱を撮った長編第一作『鉱 ARAGANE』(2015)が山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門にて特別賞を受賞し、各地の国際映画祭等で上映。『セノーテ』(2020)にて第1回大島渚賞を受賞。
2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2022年には札幌文化芸術交流センター(SCARTS)にて「Underground」を、短編映画『カラオケ喫茶ボサ』を発表するなど、精力的に活動を続けている。
アフタートーク登壇者
小田香(フィルムメーカー/アーティスト)
吉開菜央(映画作家/振付家/ダンサー)
杉原永純(プロデューサー)
とよなかアーツプロジェクトとは
2021年より始動した現代アート事業「 とよなかアーツプロジェクト」は、豊中市立文化芸術センターを拠点に音楽、美術、演劇などのジャンルを横断したクリエーションにより、沢山の人が集まる開かれたアートセンターに拡張すること、そして新しい創造の波をおこしていくことを期待し、地域とともに育てていく豊中市立文化芸術センターの中期プロジェクト。
ご来場にあたって
新型コロナウイルス感染予防対策のため下記の点につきまして、あらかじめご了承下さりますようお願いいたします。
〇ご来場時は、ワクチン接種を済まされた方も、マスクの着用をお願いいたします。
マスクの着用がない場合は、ご入場をお断りする場合があります。
〇鑑賞中は、マスクの着用、咳エチケット等にご理解とご協力のほどお願いいたします。
〇発熱や咳、咽頭痛などの症状のある方、発熱が数日間続いている方や、風邪症状のある方、その他、体調に不安のある方はご来場をお控えくださいますようよろしくお願いいたします。
クレジット
主催:豊中市市民ホール等指定管理者、豊中市
監督・編集・サウンドデザイン:小田香
出演:吉開菜央、松永光雄 ほか
協力:田中逸郎(元・豊中市副市長)、特定非営利活動法人沖縄鍾乳洞協会、
山内平三郎、沖縄市
問い合わせ先
豊中市立文化芸術センターチケットオフィス
06-6864-5000(10:00~19:00 月曜休館)
- 開催日時
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2023年1月27日(金)
19:00開演(18:30開場) - 会 場
- 豊中市立文化芸術センター小ホール
- 料 金
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入場無料
(定員200名/先着順)