主催
【主催】
とよキネマ2018 11月
ギフト 僕がきみに残せるもの
難病 ALS を宣告された元アメリカン・フットボールのスター選手。
やがて生まれてくる息子のために彼がはじめたこと。
生まれてくる息子のために、父親として何かを残すために、
彼はビデオダイアリを撮り始めた。父と子、愛する妻 ―
そこに映し出されていたのは、家族を心から想う父の姿だった。
このドキュメンタリーがとらえたものは、父の物語であり、家族の物語である。
ALS を発症した直後、妻のおなかに新しい命が宿っていることがわかった。アメリカでは、
診断後の平均寿命が2~5年と言われている難病。自分は、こどもの成長に立ち会えるのか。
父として何かこどもに残せる事があるのか。元NFL のスーパースター、スティーヴ・グリー
ソンが出した答えはビデオダイアリーを撮り続けることでした。
このドキュメンタリー映画は、このグリーソンが自ら撮ったビデオダイアリーと彼の旧友で
介護者でもある2 人の撮影者が、一家と暮らしながら撮影した映像から作られています。
1,500 時間におよぶ映像素材から生まれた物語が描くのは、夫として、そして父として家族
を想うグリーソンの姿。前向きな姿だけではなく、時に病に対する不満をぶちまけ生きる事に
絶望したり、妻とケンカしたり…。しかし、きれいごとではなく、ありのままを見せ、ユーモアを
忘れずに日々を乗り越えていく。こどもに残すメッセージもデートの仕方や火のおこし方など
父親そのもの。その姿は、大きな感動を私たちにもたらします。とよキネマがとり上げる
ドキュメンタリー作品の2本目となる本作は、誰もが共感できる父の物語であり、家族の物語です。
あらすじ
アメリカン・フットボールの最高峰、NFL。ニューオーリンズ・セインツで活躍した
スティーヴ・グリーソン。ハリケーン“カトリーナ” に襲われたニューオーリンズの災害後
初めてとなるホームゲームでチームを劇的な勝利に導いた事もあり、彼はヒーローとして
多くのNFL ファンから愛されていた。しかし、選手生活を終えたグリーソンは、ALS(筋萎縮性
側索硬化症)である事を宣告される。そして、同じ頃、妻ミシェルの妊娠がわかった…。
生まれてくるこどもに自分はなにができるか。彼が話せるようになる頃に自分は彼と話す事が
できるのだろうか。自分は彼に何が残せるのだろうか。グリーソンはビデオダイアリーを始めた。
自分の事はもちろん、火のおこしかた、デートの仕方、失恋から立ち直る方法。まだ見ぬ成長した
息子に向けて、彼は撮り続ける。彼に贈るために。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは
筋肉への伝達機能が徐々に失われ、全身の筋力が弱くなり数年のうちに歩行や会話、呼吸が
できなっていく病気。ただし、五感や記憶、知力など認知能力は残り、患者はすべてを感じる
が体を動かせないという状態になってしまう。診断後の平均寿命はアメリカでは2 ~ 5 年と
言われている。数年前「アイス・バケツ・チャレンジ」という運動で一般的にも知られる
ようになった。
監督
クレイ・トゥイール
出演
スティーヴ・グリーソン、ミシェル・ヴァリスコ、エディ・ヴェダー(パール・ジャム)
スコット・フジタほか
公演クレジット
主催:豊中市市民ホール指定管理者
問い合わせ先
豊中市立文化芸術センターチケットオフィス
06-6864-5000(10:00~19:00 月曜休館)