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バス・トロンボーンで綴る、ハイネの詩

今回のリサイタルの前半には器楽のために書かれた曲を、後半にはハインリッヒ・ハイネ (1797-1856) の詩による、さまざまな作曲家の作品を演奏します。
ハイネほど多くの作曲家に曲付けをされた詩人はいません。ハイネの美しい詩に魅せられた作曲家たちがどのようなメロディをつけたのか。今回、取り上げるシューマンの「詩人の恋」の第2曲目の「Aus meinen Tränen sprießen 僕の溢れる涙から」という詩にはムソルグスキーもメロディをつけています。またシューマンの歌曲集「ミルテの花」24曲目の「Du bist wie eine Blume 君は花のように」もハイネの詩ですが、アメリカ人作曲家アイヴスやドイツロマン派のリストもこの詩に音楽をかいています。
作曲家ごとにハイネに対する見解が異なることから、同一の詩への曲付けにもかかわらず全く違った音楽世界が創り上げられており、それを味わっていただける構成となっています。

バス・トロンボーン 笠野望(日本センチュリー交響楽団 バス・トロンボーン)
ピアノ 橋本礼奈

F.ヒダシュ：バス・トロンボーンのためのラプソディ
R.シューマン：アダージョとアレグロ
H.スティーヴンス：ソナチネ
ハインリッヒ・ハイネの詩による歌曲～名作曲家4人の音楽で～　ほか

※曲目は予告なく変更される場合がございます。

主催・共催

主催：豊中市市民ホール指定管理者
協力：公益財団法人日本センチュリー交響楽団